
ようこそ日中医薬研究会関西支部へ。経絡担当の木田です。平素は、鍼灸治療を行っております。日中医薬研究会の会員は、大半が薬剤師ですが、少数の鍼灸師であります。関東支部の古米先生の鞄持ちをして渡邉先生にお会いしたら、関西支部に来なさいとの事で入会させていただきました。
1984年4月29日に群馬水上・釈迦の霊泉において、食養の川島先生と鍼灸の柴崎先生と漢方薬の渡邉先生が講演され、「食事療法、物理療法(鍼灸指圧)、薬物療法(漢方薬)の三本柱が大切である」との認識で一致し、これより柴崎先生・中島先生の原典会と日中医薬研究会の間で共同研究等が行われるようになったのです。 過去原典会におりました私を入れていただいたのも、深いご縁をいただいたと思っております。
鍼灸と漢方薬は、別の治療方法です。しかし漢方薬や鍼灸が人に治療して効果がでるという機序を、中国古代の医師達が基礎となる考えをまとめ作り出しました。それが経絡であります。ですから漢方家は、経絡を知らないと何故効いたのか説明することができません。
日中医薬研究会の規に、「広く方技を研鑽し人類の福祉に貢献すること」とあります。
方とは、左右に柄の張り出たすきを描いた象形文字で⇔のように左右に直線上に伸びる意を含み、東⇔西、南⇔北のような方向の意から、すじ道となる。秦の始皇帝や漢の武帝が重用した方術つまり不老長寿の術のことである。(藤堂明保 漢和大辞典)
技とは、細い枝のような細かい手細工の事。彫刻の線や織物の糸を、細かく分ける精密な手わざをいう。(藤堂明保 漢和大辞典)
漢方は、病気の治療はもとより当然ですが、未病の治療にも主眼をおいております。その手わざを身につけて人々の福祉の向上に務めなさいと渡邉先生は、私達に示しておられます。
漢方に関心のある方、日中医薬研究会でともに研究しましょう。
関西副支部長・木田善久
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