7月の食養(ざっぷ)
7月の食養は武鈴子先生を囲んで京都、北山の地下鉄北山駅下車して、すぐ近くの居酒屋店(ザップ)で行われた。
私の居がここからそう遠くないところに有るので、ザップのすぐ側のパン屋(ブリアン)に毎日のようにパンを買いに行っているのにザップには気がつかないでいた。
店内は、あまり広くは無いがかえって御主人とのコミニュケーションが取りやすく親しみやすい。近所のレストランのご主人たちにお聞きすると、お酒も料理も美味しいとかなり前から評判のお店らしいです。
日中の食養の会では始めてのところであり、武先生を囲んでの食事であったので、皆一様に興味津々であったが、武先生のお写真の顔を見ていただくと一目瞭然、料理は素材にこだわりがあり、お茶事における懐石料理(修行中の僧侶が一時の空腹しのぎに懐に温石を入れて空腹を紛らわしたことから来ている)を基本に、より創作料理として旬の海の幸、山の幸の材料を丁寧に扱っているご主人の心遣いが日中の先生方の顔をほころばした。
お料理は①向付けに始まり、②お作りも(アロエ)入りで珍しかった。
③揚げ出し豆腐(はんべい麩を揚げだし豆腐にしているので舌触りが滑らかであった)④鮎の塩焼き(一物全体食、鮎の塩焼きが油で揚げてあるのでやわらかく骨まで食べても美味しい食感)⑤なすのうに入り⑥さつま揚げ(ご主人が魚のすり身をその場で上げてくれるのでさつま揚げの出来立てがいただけて美味しかった)⑦くみ上げ湯葉とイクラのコラボレーション(京都の湯葉料理は有名で私も湯葉半のくみ上げ湯葉が一番と思っていますがザップの工夫料理は素晴らしい)⑧宮崎の黒米そうめん(そうめんに黒米そうめんを使うとは御主人の人柄がうかがえるようで美味であった)⑨さくらんぼのデザート
今回の食養は、渡辺先生が申される東洋医学の1分野である食養(食物療法)全ての食物の食味(酸・苦・甘・辛・鹹の五味)の食物療法の調理原則がざっぷの御主人の何気ない工夫で盛り込まれていて皆様にお勧めできるお店です。
宇津木壽子
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